井上流「税金は財源じゃない」マンガ

井上純一様流の「税金は財源じゃない」の漫画を、許可のもと転載し記事化しました。

 

 

 

 

上記の井上さんの説明は、個性的かつ伸びしろが大いにあると考えるため、今後、チラシ化する予定です。
お楽しみにお待ちください。

井上流「税金は財源じゃない」漫画チラシ

 

「税金は財源じゃない」の3種類の説明の仕方について

 

井上流「税金は財源じゃない」漫画チラシ

キミのお金はどこに消えるのか”でお馴染みの井上純一さんに漫画のチラシを用意して頂きました。

井上さん流の「税金は財源じゃない」説明の漫画のチラシです!

井上流「税金は財源じゃない」漫画チラシ 試作版

本チラシは参院選前に急いで作成してくれた試作版です。

参院選後に、お金=税金クーポン の説明の「税金は財源じゃない」漫画チラシを出す予定です。

 

チラシはDLして印刷会社へ個別発注可能です。

印刷用ファイル リンク

 

  • 試作版は、財源研究室として取扱いの権限を放棄しております。井上さんがOKならば、配布協力等の表記変更等のアレンジ可能です。お考えに合わせて、広くお使い頂ければ幸いです。

「財源は税金」の分かりやすさ が一目でわかる表

「財源は税金」は本質からみて誤った理解ですが、その分かりやすさが一目でわかる表を作成してみました。

 

 

ご覧の通り、財源が税金の場合、政府支出の制限は「税収」となり、対応しています。

 

 

一方、他の言い回しは如何でしょうか?

いわゆる財政リフレやMMTerの方の一般的な説明をもとにし、対応関係を作成してみました。

(真偽はともかくとして)財源と制限が一致しておりません。

 

そこで、財源チラシでは、財源と制限を一致させ、「税金は財源」のように分かりやすい説明としています。詳しくはこちら

 

だからといって、『財源は供給能力』が最も優れていると言うつもりはありません。

いい世の中にしていくために、相手の考えにも合わせた説明をして頂けること願っておりますm(_ _)m

 

「税が財源」から『供給能力が財源』へと考えるのでは何が変わってくるのか?

 

「税金は財源じゃない」の3種類の説明の仕方について

 

政策議論のために頭に入れておきたい!! お金の根源的な性質

 

 

 

 

 

「税が財源」から『供給能力が財源』へと考えるのでは何が変わってくるのか?

財貨を生み出すもと。必要な財貨を得るもと。かねの出所。 コトバンクより

 

財源研究室では、財源をおカネの類と視野狭く捉えておらず、財源の意味する本質について広い視野で考えていっています。

すなわち、(国の)財源とは

「それがないと、(政府)支出できない限りある何か」の意味だと認識しています。

  • *おおもとは究極的には限りあるものでなければ、本当のおおもとに成り得ないとの認識も入っています。限りがなければ、人間が作ったルール・法律等も財源の一つと考えざるをえなくなります。

 

税金は一見、限りあるように見えますが、税金はおカネの一形態であり、
現代はおカネは帳簿上の電子データにてmoney creation(マネークリエイション、信用創造)で無からでも作ることができ、限りあるとは言えません。

  • 無から信用創造されたおカネが民間を通り、税金として返ってきたおカネが特別なものと認識するのは一種の信仰や神話であり、実体に沿っていません。

また、税金の元はおカネ(日本円)、おカネの元は -財源チラシやサイト上の補足説明で説明している通り、-供給能力に行き着きます。

つまり、「税が財源」ではなく『供給能力が財源』となります。

 

 

では、次に

「税が財源」から『供給能力が財源』へと考えるのでは何が変わってくるのか?を考えていきましょう!

 

変化① お財布の大きさの認識が変わってくる

変化② お財布を大きくするやり方が変わってくる

 

国の財源をお財布に見立てて説明をしていきます。

 

変化① お財布の大きさの認識が変わってくる

 

現状の常識では、税収の大きい国がたくさん政府支出でき、税収の小さい国はちょっとしか政府支出できないとなっています。

しかし、供給能力から導かれる財布の大きさは税収をもとにした財布の大きさとは別物です。

供給能力からのお財布の大きさ = 税収をもとにしたお財布の大きさ ではありません×

日本のように供給能力が高くても国内が様々な先行き不安で、個人も企業も得たおカネを貯蓄しようとしている国では、おカネの循環が停滞し税収は少なくなり、実際に政府支出される額は少なく見積もられます。

 

財布で例えた日本の国家財政の大まかなイメージ

 

一方で、通貨下落が頻発しているトルコのように、国内のモノ・サービスの需要を自国の供給能力にてまかなえてない国は、見かけの財布(税収をもとにした財布)の大きさよりも小さい額しか本来は政府支出できないものです。

国内の供給能力を超えた政府支出は、通貨下落やインフレによるおカネ(トルコリラ)の価値の低下により、国全体の供給能力の財布に見合うように調整を受けます。

 

財布で例えたトルコの国家財政の大まかなイメージ

 

  • 簡単な比較           日本 VS トルコ
    インフレ率(2021年平均)   -0.17% VS 16.98%  *国内の需要と供給の比較
    経常収支(2021年)    176.88億円 VS -19.24億円 *海外との需要と供給の比較

 

 

変化② お財布を大きくするやり方が変わってくる

 

財布の大きさを大きくしようとすれば、安定的に多く税金をとる方法を探しがちになります。

行き着く先は経済的弱者や中間層からも漏れなくとり、格差拡大をも促進する消費税増税や社会保障費増額のようなやり方となります。

また、ごく簡単に財布の大きさが見積もれるため、税収が少なければ見合いとなる政府支出を減らして調整しようとするPB黒字化(プライマリーバランス黒字化)のような発想に至り、状況を悪化させていきます。

 

トルコの例で説明した通り、本来の財布の大きさ(供給能力)を超えての政府支出は、インフレや通貨下落により自動調整されます。この調整の流れは先延ばしできても、供給能力を高め根本的な原因を解決しない限り、回避することは不可能です。

つまり、どうせ自動調整されるのですから、財布の大きさの量に合わせた政府支出をしようとアレコレ悩むより、
今、足りない供給能力を高めていくにはどうしたらいいのか?(政府支出?政策での誘導?)に焦点を絞って考えていけばいいのです。

 

財源チラシやサイト上の補足説明で説明している通り、
売り上げが低迷しているときは、供給能力を下支えするための需要押し上げの政府支出(消費税や社会保険料の減額や廃止を含む)をし、

モノ・サービス不足になってきたら、供給能力を高めるための投資や政策誘導を実施します。

供給能力を高めることによって国の財布は大きくなっていきます。

 

 

まとめ:「税が財源」から『供給能力が財源』へと考えるのでは何が変わってくるのか?

 

変化① お財布の大きさの認識が変わってくる

変化② お財布を大きくするやり方が変わってくる

 

 

 

01-01.本当の財源はモノ・サービスの供給能力

 

年200兆円以上の政府支出を「必要」とする根拠 *複数あり

 

 

「税金は財源じゃない」の3種類の説明の仕方について

本記事では「税金は財源じゃない」の3種類の説明の仕方について、解説します。

前置き

  • この記事は、主に積極財政(供給力財政)の大切さを十分に理解している方向けに書いています。財源研究室の伝え方を越えた範囲でも解説していますので、一参考資料として読み考えて頂けたら有難いです。
  • 物事の見方は相手によって様々です。誰もがあなたと同じことを考えられる訳でもありません。どのような表現が効果的に伝わるかは相手次第です。
  • 3種類の説明の仕方の長所そして短所を見極めて、使って頂けたらと思います。
  • なお税金が財源であろうがなかろうが、①政府のお金の使い方に国民が口出しできない訳ではありませんし、②今の積極財政の必要性を伝えられない訳ではありません。
  • 出来るだけ多くのひと、生き物、地球環境そして巡り巡ってあなた自身が救われるいい世の中にしていくために
    相手によっては「税金は財源じゃない」の伝え方に固執することなく、説明して頂けたら幸いです。

 

「税金は財源じゃない」の3種類のパターン

パターン1:スペンディングファーストにもとづく「税金は財源じゃない」

圧倒的な主流派である「税金は財源じゃない」の説明の仕方です。もしかしたら、読んでくれているあなたの方が詳しいかも

「政府支出は新年度の4月から始まるのに、税金の確定申告は年度末・・・あれ?順序が逆じゃない?」という風に、相手に疑問の取っ掛かりを簡単に作ることができます。

 

パターン2:租税貨幣論にもとづく「税金は財源じゃない」

井上純一さん提唱(?)の「税金は財源じゃない」です。

説明はこの漫画のように行います。

井上流「税金は財源じゃない」マンガ

お金とは何かまで理解の進む説明の仕方だと考えます。

 

パターン3:そもそもお金自体、本当の財源じゃない

財源研究室流の説明の仕方で、money creation(マネークリエイション、信用創造)により無から生まれるお金自体、本当の財源じゃないと説明する方法です。

詳しくは (国の、本当の)財源チラシチラシ補足説明をご覧ください。

 

それぞれの短所も知って使い分けを考えてみよう!

まずは、「税金は財源じゃない」の圧倒的な主流派であるパターン1〈スペンディングファーストにもとづく「税金は財源じゃない」〉から短所を説明していきます。

パターン1は相手に簡単に疑問の取っ掛かりを作れ、便利な表現ですが、だからこその短所を持ち合わせています。

短所は簡単に言うと、深い議論に弱いことです。

 

パターン1の短所その1:結局、担保は税金なんじゃ?

新年度の政府支出は、広い意味での国債である政府短期証券によってまかなわれます。

税金徴収後に、税金によって一部の政府短期証券は償還され、残りは狭い意味での国債となります。

 

政府短期証券が後から徴収される税金を担保として発行されているとの見方をすると、結局、「税金が財源なんじゃ?」ととらえられてしまう恐れがあります。

 

パターン1の短所その2:税金が財源じゃないなら、財源って何?

パターン1は税金の説明に焦点を当てているため、「じゃあ財源って何?」の疑問には答えにくいのが2番目の短所です。

パターン1のスペンディングファースト的な考え方を広げて「財源は(税金徴収よりも国債発行よりも先に行う)政府支出」であると説明する方も見受けられます。

政府の意思が財源であるということを伝えたいのだと推察しています。

 

しかし、政府支出というのは、お金が民間に届く一連の過程の1つに過ぎません。税金徴収よりも国債発行よりも先に行われているだけです。

この論法の「先の先」をとる反論として、政府支出の前に行う前年度の税金徴収によって、財政スペース(政府支出を受け入れる際に必要な、モノ・サービスの供給能力)の空間を作るから、税金も財源であるという指摘も見受けられます。

しかし、この財政スペースを作るための税金徴収も一連の過程の1つに過ぎません。

そんなことを挙げていったら、国会での議論が財源であるとか、選挙こそが財源であるとか不毛な議論に陥ります。全て過程の1つです。お金が民間に届く過程(条件)なら、何でも財源なのでしょうか?

 

このように、難しいこと考えがちな相手では、パターン1の説明の仕方は上手く伝わらない恐れがあります。

 

パターン2〈租税貨幣論にもとづく「税金は財源じゃない」〉は、特に目につく短所は見当たりませんが、あえて挙げると以下のような懸念点はあります。

① パターン1と同様に、「じゃあ財源って何?」の疑問には答えにくいこと

②マイナーな説明なので、パターン3と同様に、説明を上手くできるひとが少ないこと

③パターン1のような簡単な説明は”現時点では”難しいこと
*言葉で説明するより、井上さんの漫画を見せたらいいかもしれません。パターン3も同様に財源チラシを見せた後の説明がいいかもしれません。

 

パターン1、2の短所となる「じゃあ財源って何?」への返答は、

【財源は必要ない。唯一の制約は、政府支出したときに、政府支出を受け入れるだけの、モノ・サービスの供給能力が私たちにあるかどうかだよ!】というように答えるのがベターと考えます。

 

パターン3〈そもそもお金自体、本当の財源じゃない〉は財源を私たちのモノ・サービスの供給能力と説明し、「じゃあ財源って何?」の疑問にも答えられる方法です。

パターン3の短所としては、財源=お金のことだと頭ガチガチに信じるひとには、意味不明の表現となり通用しません。

そもそも、財源って何のことだろうと、お金の範囲にとらわれずに柔軟に考えていけるひとに向いています。

 

「税金が財源じゃない」が通じなくても、伝え方の方法はある!

最後に、おまけとして、「税金が財源じゃない」が分かってくれなかった場合の説明の仕方をご紹介します。

「損して得取れ」のことわざや「北風と太陽」の寓話を取り入れ、積極財政で民間をうるおせば、後から税収が伸びるという説明ができます。

子供の教育に国の財政を例え、教育にお金を使った場合と使わなかった場合、どっちが子供が伸びるの?というような問いかけもできます。(もちろん、子供の資質や性格にあわせ、どのようにお金を使うかも大事となります。国の財政だって同じです)

 

本当に大切なことは、「税金が財源じゃない」ということを広げることではないはずです。あなたが目指したい世の中にしていけるかどうかのはずです。

柔軟な伝え方の参考に以下の記事もお読み頂けたら幸いです。

世界最悪の「国の借金」“対GDP比”の問題が(名目)GDPにあることを分かりやすく解説

【藤井聡】財政再建を叫ぶなら消費税を5%減税せよ ~税収シミュレーションが指し示す『真実』~

アパート経営で考える国の財政

 

「税金は財源じゃない」の3種類のパターン

パターン1:スペンディングファーストにもとづく「税金は財源じゃない」
  • ◎説明が簡単 ●深い議論は苦手
パターン2:租税貨幣論にもとづく「税金は財源じゃない」
  • ◎バランス型
パターン3:そもそもお金自体、本当の財源じゃない
  • ◎本質追求型 ●固定観念が強すぎるとNG
おまけ
  • 元のツィートは削除されていますが、「税金が財源」であることが法律で決まっているという話(元のツィート)への反論です。

 

財源研究室HP サイトマップ

 

「税金は財源でないということは」チラシ

財源チラシを活用し、アンケートページを作成してくれている関(@HikaruSeki3)様の自作チラシを掲載します。

税金は財源ではないということは-2022.05

 

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