需要と供給とインフレ率の補足説明リンク集

財源チラシ補足説明で、需要と供給の差をインフレ率と説明していますが、厳密に説明すると更に複雑な要因が絡んできます。
その要因を説明してくれている動画やブログ記事をご紹介します。知識を深めるお役になれば幸いです!!

  • (順不同)

インフレに関する考察<xbtomoki>

インフレデフレは需要と供給のバランスによって起こり、バランスが需要の方に傾いたときにはインフレが起こる。

たしかにそうです。実際にもそうなってますし、それは分かってるんです。

ただ、私がよく分からんと言ってるのは、そのもう一歩先というか、手前というか、「なんで需給バランスが需要側に傾いたら物価が上がるのか」ということなんです。 →続き

 

インフレ率を決定する主要因について~~需給ギャップに全面的に依存した説明は稚拙である~~

ところが、世の中には様々な異端児がいるもので、ポスト・ケインズ派と呼ばれるグループは、「現代の先進国のインフレ率を左右する主要因は、多くの年において、生産コストに起因するものだ」と考えている。勉強してみると、これがなかなか素晴らしかった。おかげさまで、需給ギャップ主要因説から生産コスト主要因説へ鞍替え。手のひら返しは私の得意分野だ! →続き

 

長期価格が安定の見込みを基に需要と供給が安定的に計算される。」西部邁

 

 

価格は需要と供給と力関係

 

 

政策議論のために頭に入れておきたい!! お金の根源的な性質

01-02.供給能力について

 

【国の、本当の】財源チラシ_2022.04(第8版)~

財源チラシの記録を残します。
電子版のみのチラシも載せておりますので、自由にご活用頂けたら嬉しいです。個別に印刷会社へ発注等も可能です。

チラシ補足説明はこちら

ダイジェスト版

2022年6月27日 ツィッター公開

 

第8版

2022年4月10日 ツィッター公開

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過去の財源チラシ_2020.08(初版)~2021.11(第7版)

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「財源は税金」の分かりやすさ が一目でわかる表

「財源は税金」は本質からみて誤った理解ですが、その分かりやすさが一目でわかる表を作成してみました。

 

 

ご覧の通り、財源が税金の場合、政府支出の制限は「税収」となり、対応しています。

 

 

一方、他の言い回しは如何でしょうか?

いわゆる財政リフレやMMTerの方の一般的な説明をもとにし、対応関係を作成してみました。

(真偽はともかくとして)財源と制限が一致しておりません。

 

そこで、財源チラシでは、財源と制限を一致させ、「税金は財源」のように分かりやすい説明としています。詳しくはこちら

 

だからといって、『財源は供給能力』が最も優れていると言うつもりはありません。

いい世の中にしていくために、相手の考えにも合わせた説明をして頂けること願っておりますm(_ _)m

 

「税が財源」から『供給能力が財源』へと考えるのでは何が変わってくるのか?

 

「税金は財源じゃない」の3種類の説明の仕方について

 

政策議論のために頭に入れておきたい!! お金の根源的な性質

 

 

 

 

 

「税が財源」から『供給能力が財源』へと考えるのでは何が変わってくるのか?

財貨を生み出すもと。必要な財貨を得るもと。かねの出所。 コトバンクより

 

財源研究室では、財源をおカネの類と視野狭く捉えておらず、財源の意味する本質について広い視野で考えていっています。

すなわち、(国の)財源とは

「それがないと、(政府)支出できない限りある何か」の意味だと認識しています。

  • *おおもとは究極的には限りあるものでなければ、本当のおおもとに成り得ないとの認識も入っています。限りがなければ、人間が作ったルール・法律等も財源の一つと考えざるをえなくなります。

 

税金は一見、限りあるように見えますが、税金はおカネの一形態であり、
現代はおカネは帳簿上の電子データにてmoney creation(マネークリエイション、信用創造)で無からでも作ることができ、限りあるとは言えません。

  • 無から信用創造されたおカネが民間を通り、税金として返ってきたおカネが特別なものと認識するのは一種の信仰や神話であり、実体に沿っていません。

また、税金の元はおカネ(日本円)、おカネの元は -財源チラシやサイト上の補足説明で説明している通り、-供給能力に行き着きます。

つまり、「税が財源」ではなく『供給能力が財源』となります。

 

 

では、次に

「税が財源」から『供給能力が財源』へと考えるのでは何が変わってくるのか?を考えていきましょう!

 

変化① お財布の大きさの認識が変わってくる

変化② お財布を大きくするやり方が変わってくる

 

国の財源をお財布に見立てて説明をしていきます。

 

変化① お財布の大きさの認識が変わってくる

 

現状の常識では、税収の大きい国がたくさん政府支出でき、税収の小さい国はちょっとしか政府支出できないとなっています。

しかし、供給能力から導かれる財布の大きさは税収をもとにした財布の大きさとは別物です。

供給能力からのお財布の大きさ = 税収をもとにしたお財布の大きさ ではありません×

日本のように供給能力が高くても国内が様々な先行き不安で、個人も企業も得たおカネを貯蓄しようとしている国では、おカネの循環が停滞し税収は少なくなり、実際に政府支出される額は少なく見積もられます。

 

財布で例えた日本の国家財政の大まかなイメージ

 

一方で、通貨下落が頻発しているトルコのように、国内のモノ・サービスの需要を自国の供給能力にてまかなえてない国は、見かけの財布(税収をもとにした財布)の大きさよりも小さい額しか本来は政府支出できないものです。

国内の供給能力を超えた政府支出は、通貨下落やインフレによるおカネ(トルコリラ)の価値の低下により、国全体の供給能力の財布に見合うように調整を受けます。

 

財布で例えたトルコの国家財政の大まかなイメージ

 

  • 簡単な比較           日本 VS トルコ
    インフレ率(2021年平均)   -0.17% VS 16.98%  *国内の需要と供給の比較
    経常収支(2021年)    176.88億円 VS -19.24億円 *海外との需要と供給の比較

 

 

変化② お財布を大きくするやり方が変わってくる

 

財布の大きさを大きくしようとすれば、安定的に多く税金をとる方法を探しがちになります。

行き着く先は経済的弱者や中間層からも漏れなくとり、格差拡大をも促進する消費税増税や社会保障費増額のようなやり方となります。

また、ごく簡単に財布の大きさが見積もれるため、税収が少なければ見合いとなる政府支出を減らして調整しようとするPB黒字化(プライマリーバランス黒字化)のような発想に至り、状況を悪化させていきます。

 

トルコの例で説明した通り、本来の財布の大きさ(供給能力)を超えての政府支出は、インフレや通貨下落により自動調整されます。この調整の流れは先延ばしできても、供給能力を高め根本的な原因を解決しない限り、回避することは不可能です。

つまり、どうせ自動調整されるのですから、財布の大きさの量に合わせた政府支出をしようとアレコレ悩むより、
今、足りない供給能力を高めていくにはどうしたらいいのか?(政府支出?政策での誘導?)に焦点を絞って考えていけばいいのです。

 

財源チラシやサイト上の補足説明で説明している通り、
売り上げが低迷しているときは、供給能力を下支えするための需要押し上げの政府支出(消費税や社会保険料の減額や廃止を含む)をし、

モノ・サービス不足になってきたら、供給能力を高めるための投資や政策誘導を実施します。

供給能力を高めることによって国の財布は大きくなっていきます。

 

 

まとめ:「税が財源」から『供給能力が財源』へと考えるのでは何が変わってくるのか?

 

変化① お財布の大きさの認識が変わってくる

変化② お財布を大きくするやり方が変わってくる

 

 

 

01-01.本当の財源はモノ・サービスの供給能力

 

年200兆円以上の政府支出を「必要」とする根拠 *複数あり

 

 

政策議論のために頭に入れておきたい!! お金の根源的な性質

議論というものは、前提を間違えたり勘違いしあっていたら、前には進みません。
この記事では、国の財政議論のほとんどの場合の前提となるお金の性質を記します。

お金自体に悪意はありませんが、お金だからこそ持つ根源的な性質です。

 

↓ページ内ショートカット

1.お金は集まる 2.お金にひとは騙される 3.お金にひとは操られる 最後に

  • *お金はこのようなものだから、もう使うのをやめようという話ではありません。性質を理解した上で、政策や議論に活かして頂ければ、との想いで書いています。

 

1.お金は集まる

お金は貧しいひとの手元を離れ、お金持ちのもとに集まる性質を持っています。

  1. ぱっと思いつくのは、『利子(・配当金)』だと思いますが、利子だけではありません。
  2. 余分なお金を投資に活用することにより、更なるお金を集める仕組みを作ること
    *この仕組みは産業革命以降の資本主義で更に強化?(確認中)
  3. 不景気や増税/歳出削減の政策の効果は巡り巡って、立場の弱いひと、貧しいひとに向かうこと⇒更に貧しく…
    好景気や減税/積極財政の政策の効果は巡り巡って、有利な立場のひと、お金持ちに向かうこと⇒更にお金持ちに…
    *だからと言って、お金を供給しないと、「お金は集まる」性質により格差拡大

お金が集まる性質があるからこそ、格差是正の政策は国家として必要不可欠となります。

また、増税/歳出削減時は、お金持ちからお金をとるように
減税/積極財政時は、貧しいひとからお金が流れるようにも考える必要もあります。
逆を行うと、お金が集まりやすい性質が加速し、つまりは格差拡大が深刻化します。

加えて、インフレもお金が集まる性質を打ち消すのに役立ちます。

  • ただしインフレは、多少なりともお金を持っているひとへの罰金でもあります。インフレの際はしっかりと収入にインフレ分を転嫁できる仕組みになっていないと、インフレへの大衆の嫌悪感は逆に強まる結果に陥ります。

 

 

2.お金にひとは騙される

現代は、多様なモノ・サービスが存在しています。

モノ・サービスが豊富に存在すること自体はいいことかもしれませんが、
逆に、「お金があれば何でも叶う」との誤認が起こりやすいです。

素晴らしいのはモノ・サービスが豊富に存在することなのに、
何でも手に入るお金こそ素晴らしいと
お金にひとは騙されます。

 

更に、お金でモノ・サービスの価値をはかっているため、お金に換算できない(往々にして大切な)ものの価値が軽く見られたり、無視されたりします。

例えば、家事、育児
主婦は「自分は仕事をしていない」と劣等感を抱いてしまわないでしょうか?

例えば、医療、介護、災害救助、農業
命を護る労力に見合う評価が本当に出来ているのでしょうか?

  • →そもそもどうやってお金でモノ・サービスの価値をはかっているかはこちら(xbブログ)

 

経済指標についても、ほぼ必ずお金に直して算出する必要があるので、お金で換算できないものの価値は無視したものとなります。

チラシ補足説明で目安の指標として取り上げているインフレ率や潜在GDPについても同様です。
残念ながらお金に騙された枠からは出られてはおりませんm(_ _)m

お金にひとは騙されるものということを念頭に置いて、政策立案や議論を行う必要があります。

今抱いてる考えもお金に騙されているかもしれないな、と…

 

3.お金にひとは操られる

「貧すれば鈍する」の格言にあるように、
お金に困れば、お金を得るために何でもやるというようにひとは変わります。

お金に困った辛い経験をすれば、お金持ちになってもお金を更に得るために手段を選ばなくなるひともいるかもしれません・・・

「大事なのはお金じゃない」などという人は、お金のない状態を長く続けたことがないに決まっている

ロバート・キヨサキ(金持ち父さん 貧乏父さん著者)

 

お金にひとは操られるものですから、格差是正は、犯罪抑止や治安の向上に繋がります。

 

また、こうした直接的な意味だけでなく、日本円を扱うものは日本円の価値を、ドルを扱うものはドルの価値を、そしてビットコインを扱うものはビットコインの価値を下げないような行動に出ます。

 

ウソは一度ついたら、そのウソを隠すために更に大きなウソをつく必要があると深みにはまっていくものですが、
お金に関わっても同じようなことが起こります。

一旦、何らかのお金の使用を始めたら、ひとはそのお金を護る守護者に変わります。

ひとの集まりともいえる政府、中央銀行にとっても同じことであり、強力な守護者に変わります。

  • 日本円の価値の低下を心配するひと達にとっては安心できるお金の性質かもしれません。

 

 

最後に

お金自体に悪意はありませんが、お金が持つ根源的な性質を記載しました。

1.お金は集まる

2.お金にひとは騙される

3.お金にひとは操られる

このような性質に嫌悪感を抱く方も多くいるかもしれませんが、現状、私たちはお金を使わざるを得ません。

  • *完全にお金のコントロールから外れるには、例えば全人類が近しいひとと同じように相互理解出来る状態まで技術進歩が進まないと難しいと考えます。

必ず、どこかで妥協をする必要が出てきます。

議論をする際、相手がどのように妥協し政策を掲示しているのか見極めることが上手く話を進めるポイントにもなると考えます。(相手の心が汚い等の罵倒に発展するのではなく・・・)

 

一方で、より良き妥協や正確な現状理解もできるように常に私たちも知識をアップロードし進歩していく必要があります。

方向性の正誤はともかくとして、「国の借金」、BI(ベーシックインカム)、政府貨幣、仮想通貨、ビルトインスタビライザー、MMT(現代貨幣理論)も、より良き妥協に向かう中で起こっている話ではないでしょうか?

 

財源研究室の<おカネと暴力の歴史解説>分室において、お金の正確な理解のための情報発信を行っております。

そちらについても、参考にして頂けたら幸いです。

  • *この記事のお金の範囲にはIOUという意味のお金も含みます。

 

 

 

お金が持つ根源的な性質

1.お金は集まる

2.お金にひとは騙される

3.お金にひとは操られる

 

 

「税金は財源じゃない」の3種類の説明の仕方について

 

01-01.本当の財源はモノ・サービスの供給能力

 

年200兆円以上の政府支出を「必要」とする根拠 *複数あり

2年間で600兆円近く追加で政府支出して、ようやくデフレ脱却目標のインフレ率2%を超えるという参議院・調査情報担当室の調査結果も出ています。本当の財源である供給能力を今後とも維持したかったら、2年間で600兆円近くの政府支出を実施する“必要がある”ということを言っています。

その根拠となる出典を紹介します。

 

参議院・調査情報担当室の調査

みんなに毎月10万円を配り続けたら国は破綻するか?】#特別定額給付金 #新型コロナウイルス #現金給付【れいわ新選組代表 山本太郎】

新型コロナウィルスの経済への悪影響は考慮されておらず、更に政府支出が必要です。

 

800兆円の政府支出の必要を見積もり

「国債386兆円を増発しても大丈夫」は間違いでした【新宿会計士の政治経済評論】

 

2005年時点で500兆円の政府支出の必要を見積もり

マクロ経済学という科学を捨てては重要国策の遂行は不可能【日本経済再生政策提言フォーラム会長 経済学博士 丹羽春喜】

 

政府支出した際の大まかなインフレ率の算出方法

国民全員に1億円配るとどうなるのか?【研究猫とも】 

 

(おまけ)「平均概念」の潜在成長率では分からない

潜在成長率の秘密 信じがたい「平均概念」の欺瞞と恐怖を知ってくれ [三橋TV第283回] 三橋貴明・高家望愛

 

 

 

政策議論のために頭に入れておきたい!! お金の根源的な性質

 

 

中央銀行は金利調節のために国債の引き受けを行っています

日本銀行をはじめとする各国の中央銀行は、金利調節をして、景気をコントロールしようとしています。

金利調節に使われるのが、(自国通貨建ての)国債です。

この記事では、「中央銀行は金利調節のために国債の引き受けを行っています」を解説します。

 

1. 民間銀行は国債を保有したい

自国通貨建ての国債は、自国で作られる通貨(日本の場合は日本円)をもとにしているため、財政破綻は起こらず、極めて安定な金融資産として機能します。

国債発行に否定的な考えの執筆陣で書かれた「国債の全て」(三菱東京UFJ銀行円貨資金証券部著)には、民間銀行の立場から次のように記載されています。

銀行は、-中略-総合的な資産・負債管理のもとで、金利リスクや流動性リスクのコントロール手段として国債投資を行っている。

-中略-

多くの銀行では、預超部分に対応する資金運用の大半を国債に投資しているのが実情である。その理由は、国債が信用度・流動性ともに高く、預超部分の見合い運用として適していること-以下略

国債の全て 第6章 銀行ALMにおける国債投資とリスク管理 2 銀行におけるALM運営体制 p355

“国債は信用されているから民間銀行で多く所有されている”と、国債発行を否定的に記載したい思惑の入っている「国債の全て」でも認めざるをえない状況です。

私たち家計・企業の銀行預金は民間銀行側からみると借金であり、課された借金以上の利益をあげる必要性が生じます。

課された借金以上の利益をあげる必要性がある中で、貸し倒れリスクの高い住宅ローンや株にて運営し、利益を狙うことは危険なギャンブルと同じです。

ギャンブルは数回だけなら成功するかもしれませんが、ギャンブルをもとに銀行を継続的に運営することは不可能です。

利回りが低いが破綻の心配がなく堅実に利益を上げられる国債を主力にした方が、安定した銀行サービスを提供していくことが可能となります。

 

2. 国債の金利が他の債権の金利の基準に

民間銀行は国債金利を基準(最低金利)として、貸し倒れリスクの高い他の債権の金利を上乗せして考えていきます。

  • *ただし、民間銀行の想定する本当の最低基準はインフレ率です。金利とインフレ率の関係は今後の記事で説明します。

例えば、(インフレ率の予想 0~0.5%)、国債の金利が1%だったら、ドコモ社の社債は2%、住宅ローンの金利は4%という風にです。

国債の金利を0.5%とすると、ドコモ社の社債は1%、住宅ローンの金利は2%というように減って、お金を借りやすく出来ますし、

国債の金利を2%とすると、ドコモ社の社債は4%、住宅ローンの金利は6%というように増え、お金を借りにくくし景気の過熱を防ぐことも可能です。

このようにして国債の金利を調整して、中央銀行は景気をコントロールしようとしています。

 

3. 金利調節は国債の引き受けにより実施

具体的な金利調節は、国債を引き受け、その分、資金(お金の一種である日銀当座預金)を民間銀行に渡すことにより行っています。*逆に金利を上げたい場合は、国債を売り払い民間銀行の資金を回収する。

例えば、99万円の国債を1年満期でもつと、100万円になって戻ってくるとします。すると、ざっくり国債の金利1%となります。この状態で中央銀行が国債の金利を1%のままにしたいとします。

お金を作れる中央銀行は、国債が市場から尽きるまで無制限に99万円で国債を買い取り、金利1%のままに保つことが可能です。

民間銀行M:「ヤバイ!!国債価格が暴落するかも!! 満期まで国債を持っていたくない~! 99万円で買った国債を90万円でもいいから売り払いたい」

日本銀行(日銀):「・・・じゃあ、99万円で買い取りますよ!!」

民間銀行M:「え?いいの?やった~♪」

  • *民間銀行Mは気が変われば、得た資金を使ってまた国債を買うことも可能です。

このようにして、日本銀行を含む中央銀行は金利調節のために、国債を引き取っています。

  • 実際には、中央銀行が99万円で国債を買い取って貰えるということが分かっているため、中央銀行が介入しなくても99万円~満期の価格である100万円の間-99万円少し上の価格域-で市場での取引が行われます。

 

最後に. 国債の引き受けは中央銀行の業務の一環

中央銀行は、国内経済の安定という職務上、結果的に国債の暴落を防ぐ役割を果たしています。

中央銀行の国債の引き取りは業務遂行の一環です。業務遂行に口出しすることは中央銀行の独立性を妨げます。

自国通貨建ての国債は最終的には中央銀行によって保証されています。

保証されている以上、財務省HPに記載の通り、
「日・米など先進国の自国通貨建て国債のデフォルトは考えられません」。

 

 

更に詳しい説明⇒ 4-6.財政赤字と国債金利 その3(日銀の国債金利操作) (xbtomoki氏)

財源チラシ補足説明⇒ ○政府のお金はどこから借りているのか?

ヤンキーが金融政策を解説してくれる漫画チラシ

「税金は財源じゃない」の3種類の説明の仕方について

本記事では「税金は財源じゃない」の3種類の説明の仕方について、解説します。

前置き

  • この記事は、主に積極財政(供給力財政)の大切さを十分に理解している方向けに書いています。財源研究室の伝え方を越えた範囲でも解説していますので、一参考資料として読み考えて頂けたら有難いです。
  • 物事の見方は相手によって様々です。誰もがあなたと同じことを考えられる訳でもありません。どのような表現が効果的に伝わるかは相手次第です。
  • 3種類の説明の仕方の長所そして短所を見極めて、使って頂けたらと思います。
  • なお税金が財源であろうがなかろうが、①政府のお金の使い方に国民が口出しできない訳ではありませんし、②今の積極財政の必要性を伝えられない訳ではありません。
  • 出来るだけ多くのひと、生き物、地球環境そして巡り巡ってあなた自身が救われるいい世の中にしていくために
    相手によっては「税金は財源じゃない」の伝え方に固執することなく、説明して頂けたら幸いです。

 

「税金は財源じゃない」の3種類のパターン

パターン1:スペンディングファーストにもとづく「税金は財源じゃない」

圧倒的な主流派である「税金は財源じゃない」の説明の仕方です。もしかしたら、読んでくれているあなたの方が詳しいかも

「政府支出は新年度の4月から始まるのに、税金の確定申告は年度末・・・あれ?順序が逆じゃない?」という風に、相手に疑問の取っ掛かりを簡単に作ることができます。

 

パターン2:租税貨幣論にもとづく「税金は財源じゃない」

井上純一さん提唱(?)の「税金は財源じゃない」です。

説明はこの漫画のように行います。

井上流「税金は財源じゃない」マンガ

お金とは何かまで理解の進む説明の仕方だと考えます。

 

パターン3:そもそもお金自体、本当の財源じゃない

財源研究室流の説明の仕方で、money creation(マネークリエイション、信用創造)により無から生まれるお金自体、本当の財源じゃないと説明する方法です。

詳しくは (国の、本当の)財源チラシチラシ補足説明をご覧ください。

 

それぞれの短所も知って使い分けを考えてみよう!

まずは、「税金は財源じゃない」の圧倒的な主流派であるパターン1〈スペンディングファーストにもとづく「税金は財源じゃない」〉から短所を説明していきます。

パターン1は相手に簡単に疑問の取っ掛かりを作れ、便利な表現ですが、だからこその短所を持ち合わせています。

短所は簡単に言うと、深い議論に弱いことです。

 

パターン1の短所その1:結局、担保は税金なんじゃ?

新年度の政府支出は、広い意味での国債である政府短期証券によってまかなわれます。

税金徴収後に、税金によって一部の政府短期証券は償還され、残りは狭い意味での国債となります。

 

政府短期証券が後から徴収される税金を担保として発行されているとの見方をすると、結局、「税金が財源なんじゃ?」ととらえられてしまう恐れがあります。

 

パターン1の短所その2:税金が財源じゃないなら、財源って何?

パターン1は税金の説明に焦点を当てているため、「じゃあ財源って何?」の疑問には答えにくいのが2番目の短所です。

パターン1のスペンディングファースト的な考え方を広げて「財源は(税金徴収よりも国債発行よりも先に行う)政府支出」であると説明する方も見受けられます。

政府の意思が財源であるということを伝えたいのだと推察しています。

 

しかし、政府支出というのは、お金が民間に届く一連の過程の1つに過ぎません。税金徴収よりも国債発行よりも先に行われているだけです。

この論法の「先の先」をとる反論として、政府支出の前に行う前年度の税金徴収によって、財政スペース(政府支出を受け入れる際に必要な、モノ・サービスの供給能力)の空間を作るから、税金も財源であるという指摘も見受けられます。

しかし、この財政スペースを作るための税金徴収も一連の過程の1つに過ぎません。

そんなことを挙げていったら、国会での議論が財源であるとか、選挙こそが財源であるとか不毛な議論に陥ります。全て過程の1つです。お金が民間に届く過程(条件)なら、何でも財源なのでしょうか?

 

このように、難しいこと考えがちな相手では、パターン1の説明の仕方は上手く伝わらない恐れがあります。

 

パターン2〈租税貨幣論にもとづく「税金は財源じゃない」〉は、特に目につく短所は見当たりませんが、あえて挙げると以下のような懸念点はあります。

① パターン1と同様に、「じゃあ財源って何?」の疑問には答えにくいこと

②マイナーな説明なので、パターン3と同様に、説明を上手くできるひとが少ないこと

③パターン1のような簡単な説明は”現時点では”難しいこと
*言葉で説明するより、井上さんの漫画を見せたらいいかもしれません。パターン3も同様に財源チラシを見せた後の説明がいいかもしれません。

 

パターン1、2の短所となる「じゃあ財源って何?」への返答は、

【財源は必要ない。唯一の制約は、政府支出したときに、政府支出を受け入れるだけの、モノ・サービスの供給能力が私たちにあるかどうかだよ!】というように答えるのがベターと考えます。

 

パターン3〈そもそもお金自体、本当の財源じゃない〉は財源を私たちのモノ・サービスの供給能力と説明し、「じゃあ財源って何?」の疑問にも答えられる方法です。

パターン3の短所としては、財源=お金のことだと頭ガチガチに信じるひとには、意味不明の表現となり通用しません。

そもそも、財源って何のことだろうと、お金の範囲にとらわれずに柔軟に考えていけるひとに向いています。

 

「税金が財源じゃない」が通じなくても、伝え方の方法はある!

最後に、おまけとして、「税金が財源じゃない」が分かってくれなかった場合の説明の仕方をご紹介します。

「損して得取れ」のことわざや「北風と太陽」の寓話を取り入れ、積極財政で民間をうるおせば、後から税収が伸びるという説明ができます。

子供の教育に国の財政を例え、教育にお金を使った場合と使わなかった場合、どっちが子供が伸びるの?というような問いかけもできます。(もちろん、子供の資質や性格にあわせ、どのようにお金を使うかも大事となります。国の財政だって同じです)

 

本当に大切なことは、「税金が財源じゃない」ということを広げることではないはずです。あなたが目指したい世の中にしていけるかどうかのはずです。

柔軟な伝え方の参考に以下の記事もお読み頂けたら幸いです。

世界最悪の「国の借金」“対GDP比”の問題が(名目)GDPにあることを分かりやすく解説

【藤井聡】財政再建を叫ぶなら消費税を5%減税せよ ~税収シミュレーションが指し示す『真実』~

アパート経営で考える国の財政

 

「税金は財源じゃない」の3種類のパターン

パターン1:スペンディングファーストにもとづく「税金は財源じゃない」
  • ◎説明が簡単 ●深い議論は苦手
パターン2:租税貨幣論にもとづく「税金は財源じゃない」
  • ◎バランス型
パターン3:そもそもお金自体、本当の財源じゃない
  • ◎本質追求型 ●固定観念が強すぎるとNG
おまけ
  • 元のツィートは削除されていますが、「税金が財源」であることが法律で決まっているという話(元のツィート)への反論です。

 

財源研究室HP サイトマップ

 

実際の財源チラシ活用の紹介集

財源チラシ(現物)の活用例をご紹介します。
使って頂けている方に心よりの感謝申し上げますm(_ _)m
貴重な情報を有効活用して頂けたら幸いです。

(順不同)

  • *過去に報告してくれたのに漏れているのまだあると思います。ツィート見直中です。連絡も頂けたら助かります。

 

ポスティング
  • ポスティングについては沢山の方からの報告あり、何かしらの活用の仕方を教えて頂いた方のみ掲載しています。

https://twitter.com/aokurononeko/status/1344613096447299585?s=20

 

街頭でのチラシ撒き

https://twitter.com/messa8holiday/status/1372848896855011332?s=20

 

置きチラシ(施設)

https://twitter.com/kokulane/status/1400667125614727168?s=20

https://twitter.com/kokulane/status/1410406444315209729?s=20

 

置きチラシ(イベント)

 

お手紙

 

 

手渡し

https://twitter.com/messa8holiday/status/1312385995665416193?s=20

使ってくれている皆様のおかげで取り組み支えられております。情報お待ちしています。

 

チラシ、ポスター配送希望の方へ

財源チラシ説明の補足リンク集

財源チラシの説明 では説明しきれなかった説明にてリンク集を設置します。
補足とはいえ基本的な説明ですので、各記事参考にして頂ければと思います。

 

旧○ お金はどこから借りているのか の補足記事

中央銀行は金利調節のために国債の引き受けを行っています

 

◎ 国の財源??お金は無から出来ている の補足記事

Money Creation(信用創造)補足 政府支出から国債発行までのプロセス

「税金は財源じゃない」の3種類の説明の仕方について

 

01 お金とモノ・サービス 本当に必要なのは? の補足記事

財源チラシ サブタイトル 働き生活する私たち の意味するところ

政策議論のために頭に入れておきたい!! お金の根源的な性質

需要と供給とインフレ率の補足説明リンク集

 

02 使わないと本当の財源は減る の補足説明

需要(じゅよう)と供給(きょうきゅう)についてのツィート集

 

04 将来にツケを残さないためには? の補足説明

年200兆円以上の政府支出を「必要」とする根拠 *複数あり

「税が財源」から『供給能力が財源』へと考えるのでは何が変わってくるのか?

私たちの理想を制限する2種類の重し:今、何故動きにくくなっているのか?