財源ニュース 1回目で取り上げた 日本政府の債務残高“対GDP比”について、もう一度より分かりやすく説明します。
我が国の政府は財務省HPにもある通り、世界最悪の大きな債務残高“対GDP比”を持っています。
この世界最悪の原因は政府の債務ではなく(名目)GDPにあることを分かりやすく説明します。
- ・上式の通り、債務に問題あるのか?GDPに問題あるのか?を分かりやすく解析するために、増加率にて比較します。
- ・比較は1980年~2019年、2004年~2019年で行います。
- ・日本以外も見て客観的に考えていく必要ありますので、カナダとフランスでも見ています。2国は1980年からの長期のデータが全て揃っており、また成長途上の国でもないため、この場合の日本との比較に適しているためです。
1980年~2019年での比較
債務残高“対GDP比”の増加率
債務残高の増加率
(名目)GDPの増加率
以上の通り、世界最悪の「国の借金」“対GDP比”の問題が(名目)GDPにあると指摘しているのは、単に分数を使ったごく初歩的な原因分析で簡単に突き止められることに過ぎません。
財務省HPにて触れられる期間で見ても同じことです。
2004年~2019年での比較
債務残高“対GDP比”の増加率
債務残高の増加率
(名目)GDPの増加率
世界最悪の「国の借金」“対GDP比”の問題が(名目)GDPにあると指摘しているのは、単に分数を使ったごく初歩的な原因分析で簡単に突き止められることに過ぎません。何かの言葉遊びをしている訳ではありません。
最後に前回と同じ言葉で締めたいと思います。
GDPについて
GDPの三面等価の計算式から
GDP(国内総生産)=GDE(国内総支出)=消費+投資+政府支出+純輸出=GDI(国民総所得)
GDPとは国内の生産の合計であり支出の合計でもあり、そして所得の合計でもあります。
つまりは
皆さんがいつまで経っても「世界最悪の遅さで」豊かになってないから、「国の借金」“対GDP比”も世界最悪になっているのです!!
それでは、国の財源についてどう考えていけばよいのでしょうか?
続きは財源研究室のチラシ及びチラシ補足説明ご覧ください。
©シン
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