本日は、企業についての記事を書きます。
企業はお金に関わるモノ・サービスを提供していく中で、中継点となる存在です。
結論から先に書くと、
積極財政を訴えても、供給制約の観点から企業の問題点を挙げ、積極財政を否定する論理を作ることが可能です。
しかもその論理は、2方向あり、その2つの論理自体がそのまま受け取ると矛盾し相いれない論理となっています。
大企業の内部留保 問題論
VS
中小企業のゾンビ化 問題論それぞれに合っている部分があると思いますが、
何か都合よく利用されていませんでしょうか?😔— 財源研究室 (@zaigen_lab) May 28, 2022
この結論に至るまでに見てきた情報・意見について載せていきます。
(財源研究室twitterアカウントは広報&情報収集のため、ほぼ全て相互フォローとしており、様々なご意見に触れることができております)
彼はは中小企業の生産性が低いから中小企業の生産性を上げようって言ってんだが。 https://t.co/BXaaB1hhbS pic.twitter.com/TwIKlv4vKU
— 那須乃典善 (@VCjhuZYuViHol7H) May 26, 2022
イノベーションしかない。
イノベーションによって新しい需要を発掘する。
それには財政の支えは要る。
私は財政出動を否定していない。
イノベーションを伴わない単純な財政出動を否定している。
— David Atkinson (@atkindm) May 19, 2022
ではそこは意見の相違点ということでこの辺にしておきましょう。私の主張はマックやディズニーやアップルなどイノベーションを続ける企業の付加価値は高く、労働分配率も高いという立場ですので。お疲れ様でした。
— Tomy🟠 (@TMT69J) May 22, 2022
#政府の赤字はみんなの黒字 というタグを見つけたけど、現実は「政府の赤字は企業の黒字」ですよ。 pic.twitter.com/OpOi79AdUU
— kazutomi (@kazutomi) May 27, 2022
これさっき私が企業と家計の間の格差問題と捉えてるみたいな言われ方をしたけど、私は企業は基本的に機能であって、自信が幸せになる主体ではないと考えているんで、企業が黒字だろうが赤字だろうが、それが機能して家計(経営者や株主を含む)が幸せならいい、というような見方をしてる
— kazutomi (@kazutomi) May 27, 2022
企業は、赤字でも黒字でも叩かれます。
そして、企業の赤字もしくは黒字により、積極財政も巻き込まれ否定されます。。。
それぞれ真理の一端を映し出していますので主張単体での説得力も高いです。
ゾンビ企業論に親和性が高いのは、今の日本の多数派の自民・維新系でしょうか?
対して
内部留保論に親和性が高いのは、野党の中でも主流派の立憲・共産系でしょうか?
一見、積極財政はどちらにも親和性が高いようにみえますが、中立的であるがゆえに、どちらからも敵視されますし
どちらに寄り添おうとしてももう片側から批判を受けます。
故意なのかは分かりませんが
積極財政・内部留保・ゾンビ企業、それぞれに先鋭化し、もはや話を聞きそうにないひとが出揃っていますし… 準備は万端— 財源研究室 (@zaigen_lab) May 28, 2022
そんなどうしようもない状況に陥っている日本ですが、希望はあります。
あえて、どの立場にも属さず地道に沢山のグラフを作り公開してくれている小川製作所様の存在です。
【ご報告】
ITmedia Virtual EXPO 2022春(2/15~3/18開催)の全体講演にて出演させていただいた動画が、TOKYO町工場HUB様ご協力のもとYoutubeにて公開されました。25分程度の動画で、統計データを基に日本経済の現状をまとめています。
是非ご視聴いただければ幸いです。https://t.co/ViiJaHpghU
— 小川製作所 (@OgawaSeisakusho) May 25, 2022
本当に小川製作所さんスゲェな。
欲しいデータに“小川”って付けてググると、大抵のもんがグラフで出てくる。
マジで小川データバンク、パネェ。— 門前仮面black (@monzenkozo21) May 4, 2022
小川製作所様のデータが誠実で信頼できるな、と感じるのは
できる限り長期時系列で、多くの(比較)データを入れるスタンスです。一次データが恣意的にいじられていたり、数値(≒金額)では現れてこない等の小川製作所様ではどうしようもない問題もありますが、その悪影響を加味してもお勧めです🙌 https://t.co/IsewgV4GzZ
— 財源研究室 (@zaigen_lab) May 26, 2022
GDPなんてまさにそうですね!
ある年でカクンとグラフが折れ曲がったりします。統計データは、数値の細かな正確性よりは、長期で見た時の傾向や程度を大まかに把握するという程度が良いように思っています。
— 小川製作所 (@OgawaSeisakusho) May 27, 2022
色々データを見て思うのは、何か単一の要因があって経済停滞しているわけではない、という事です。
処方箋も、何か1つではないのでしょうね。少子化、人口減少、緊縮/放漫財政、グローバル化、消費税、社会保障、中小企業、株主資本主義等、それぞれ影響しあっているのではないでしょうか。
— 小川製作所 (@OgawaSeisakusho) May 28, 2022
大変勉強になりました。
持っている手段が違うから、それをぶつけ合ったり、批判してばかりになっているのかもしれませんね。
対立したときは、一度お互いの目的を共有してみると良いのかもと思いました。
実はそれぞれの目的は意外と近かったりするのかもしれませんね
— 小川製作所 (@OgawaSeisakusho) May 28, 2022
この場合、論点となる企業はお金に関わるモノ・サービスを提供していく中で、中継点となる存在です。
お金が関わることなら、金額つまりデータに反映されます。
論点整理にはデータで示した方が効果的と考えます。
ありがとうございます!
「ファクトフルネス」がまさに私が統計データのグラフ化を始めるきっかけでした!!微力ですが、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
— 小川製作所 (@OgawaSeisakusho) May 28, 2022
より多くの方に小川製作所様のグラフが届くこと、
そして同じような姿勢でグラフを作ってくれる方が増えることを祈っております!
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