久しぶりの投稿になりますが、皆さん如何お過ごしでしょうか。リナードルです。
自分が寄稿しない間にも、自民党による政党グルになっての故意による収支報告書不記載に対する余りにも有権者を舐め腐った態度に『#確定申告ボイコット』等と出る位で、正直な話、自分が生まれてからこの様な事態を未だかつて見た事が無いです。
自分自身も少額ながらも確定申告が必要な所得が存在したので、内心は嫌で嫌で仕方が無いのも有りましたけど、確定申告は終わらせました。
- (今回自分が申告した所得は、毎年実施して居る非上場企業からの配当所得の他に、上場廃止した企業の株の強制買取による売却益と、貸株で得た金利が有ります。この際、危うく強制買取による売却益の申告を忘れるところでした。尤も、作成した申告書を送信する前に気付いたので事なきを得ましたけど)
で、そんな余りにも憤りが止まない国民をよそに、政府は相も変わらぬ国民負担増を画策して居る訳ですが、この行動、自分から言わせれば
『中には賃上げを行って居る企業も少なからず存在する訳だが、そんな流れを政府自ら破壊する所業』
と、思えてならないです。
更には、基礎的財政収支(プライマリーバランス)黒字化をより一層厳しくするかの如くな目標を立てたり、政府の債務残高をやたらと気にする方々が後を絶ちませんが、この様な方達は結局のところ、国家に置ける債務を、個人(家庭)や企業が持つ債務と同一視して居る事に有るからでしょうね。
これを伝える何か良い方法が無いかと日々模索して居たりもしますが、ここ最近、自分は以下の様に例えて発信する様にして居ます。
- (当初は、我々個人や企業が借り受けて居る日本円を外貨と例えて居ましたが、此方の方がしっくり来ると感じたので)
個人(家庭)や企業→通貨発行権を放棄した日本連合に加盟し、日本円と言う共通通貨を採用して居る加盟国(=通貨発行権を放棄したEU加盟国)
政府→個人や企業が用いる通貨を創造する権利を有する媒体(=ECB欧州中央銀行)
個人(家庭)や企業をここでは通貨発行権を放棄した設定にして居ますが、実際には個人(家庭)や企業は貨幣その物を創造する事は出来ます。
但し、それを受け取ってくれるかは別問題で有る事と、それを保有して居る媒体に対して借りが有り、その対価として何を提供出来るかと言う部分は出て来るので、個人(家庭)や企業と言う国家は、日本と言う連合が創造して居る日本円を採用して居る訳です。
この場合、仮に他者からお金を借りてそれを返す場合、果たしてどの通貨で返済の義務を果たすのでしょうか?
ここでは個人や企業を自分(リナードル)に例えるとしますが、自分が抱える債務を返済する為に必要な通貨は当然、日本円による返済になる訳です。
- (これは、EUに加盟し、通貨発行権を放棄し共通通貨ユーロを採用して居る国家と全く同じ)
では、日本円を創造可能な媒体でも有る日本政府が、自ら創造した貨幣を借りたからと言って返済出来ないかと聞かれたら
『そんな事、現実に置いて有り得ない話』
になる訳です。
勿論『別の媒体とレートを固定し、その媒体との交換を義務付けられて居る制度(固定相場制)』を、採用して居る場合は、事情が変わって来ます(この場合、例え自国通貨建て債務で有ったとしても、実際に返済する為に必要なのは、レートを固定して居る媒体になる為)が、今現在の日本はそうでは無い。
それにも関わらず、多くの方は未だに通貨発行権の有無も分からないし、況してや、捉え方が未だ固定相場制を採用して居た感覚で捉えて居る方もまだまだ多い。
様々な方法を模索して居るとは言え、何とかして
『借金=絶対悪』
と、言う概念を払拭する必要が有ると、自分は改めてここ最近の話を見聞きして居ると感じますね。
- アイキャッチ画像イラスト・リナードル旧友からの頂き物
©真場貴雄=リナードル
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