用語集【財研出版】-1:MMT、実物資源

MMT(エムエムティー)とは?

Modern Monetary Theory(現代貨幣理論)の略。マクロ経済学の一派。

「貨幣の本質は”借り”(*”借金”ではない)である」

を出発点として、税・政府支出・国債発行・売買オペ等の金融政策及び財政政策の会計処理の仕組み、及びそれらが経済にどんな影響を与えるかという説明が主な内容である。
旧来の経済学が観念的にしか説明できなかった

「貨幣とは何か」
「財政はどんな仕組みになっているか」

という問題を解決するとともに、旧来の経済学及びそれに基づく財政論の誤りを指摘している。MMTの説明からはJob Guarantee Program(雇用保障プログラム)や国債廃止等が当然行われるべき政策であることや、財政政策の議論で政府の収支状況や財務状況を心配することは無意味であり、財政政策の真の制約とは実物資源であることが導出される。

 

実物資源(じつぶつしげん)とは?

財(モノ)を生産したり、サービスを提供したりするための労働力、設備、原料、技術、機械、器具等

仕事を遂行するために必要な人やモノ。仕事をするヒト・製品の材料・仕事に使う道具など。

 

 

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