自らの営利の視点・思考で捉え、格付け判断を下す格付け会社フィッチ・レーティングス

皆さん暑い中が続く中、如何お過ごしでしょうか。リナードルです。

最近は、流石に現政権政党(自民党)が行おうと画策して居る数々の政策を疑問視してか、自民党自体の政党支持率が下がった事で、平然を装いつつも内心焦りを感じて居るのが、岸田総理の

『サラリーマン増税をしようとは考えて居ない( ー`дー´)キリッ』

と、言う発言からも見て取れます

  • (実際には通勤手当や退職所得に対して控除縮小や造税を画策して居る時点で『サラリーマン増税で有る事に何ら違いは無いし単なる事実で有る』訳ですが、どうにも、自民党はこの様に言われるのが嫌との事なので、皆さん、是非ともこの様に声を挙げて拡散して貰えたらとは思いますね。

 

さて、日本の現在の環境を先に挙げましたが、本日挙がって来た速報を知り、東京株式市場の方では日経平均株価で売り圧力が強まり下がった模様で、
今回はその大元のネタになった内容を挙げて行こうかと思います。

  • (自分からしたら『・・・で?』と、言う話なのですが)

 

少々長くなりましたが、さっそく本題に行って見ましょう。

  • (以下は読売新聞オンラインから抜粋)

米国債を格下げ、最上位「トリプルA」から1段階下に…財務長官は「恣意的」と反論声明 : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)

「【ワシントン=田中宏幸】米欧格付け大手のフィッチ・レーティングスは1日、米国債の格下げを発表した。長期信用格付けを最上位の「トリプルA」から「ダブルAプラス」に1段階引き下げた。政府の借入金上限を定めた「債務上限」を巡る混乱や、財政悪化の懸念を考慮した。

発表によると、「今後3年間に予想される財政の悪化や高水準で増える一般政府債務の負担、ガバナンスの低下を反映した」としている。債務上限については、「度重なる政治的なこう着と土壇場の解決により、財政管理への信頼を損なった」と指摘した。

イエレン米財務長官(7月9日)=大原一郎撮影
決定を受けて、イエレン財務長官は、「格付けの変更は 恣意しい 的で、古いデータに基づいている」と反論する声明を発表した(以下略)」

 

と、言う次第で、この情報に市場が反応し、売り心理が働き下がった訳ですが、まあ、この事からも分かる通り、投機心理で動いたと言う事だけは間違い有りませんね。

古いデータに基づいたかは兎も角として、何せフィッチレーティングが格付けを下げた見解として発表している内容は全て

『その国の通貨発行権を持たない、営利団体の非金融法人に対しての捉え方と全く同じ物』

と、言えるからです。

  • (これが固定相場制を採用して居たり、EU加盟国の中でユーロを採用して居る国家とかで有るなら、話は変わって来ますが、米国は違いますからね)

 

結局、株式投資(と、言うより、東京株式市場の場合はほぼ、キャピタルゲイン(値上がり益)を狙った投機市場と化して居る訳ですが)で市場に参戦されて居る方の多くの貨幣観が間違って居る何よりの証拠ともいえる訳ですね(まあ、経済学で物々交換から説明が始まる貨幣の成り立ちを学んでー洗脳教育を受けて来たー方達なので無理も無い話とも言えますが)。

因みに、自分はこの速報を見ても全く驚きませんでした。

  • (貨幣の本質を知らない方はこの情報に反応して狼狽売りをするで有ろうとは推測して居ましたけど)

『ふ~ん。米国国債の格付けが下がったんだ。で?。それが何か??』

と、こんな感じですし何より

『格付け会社の格付けが100%絶対確実に間違いが無いと言えるのか?。若し言えるなら、経営破綻した企業に対してAAA(トリプルA)の格付けを付ける様な判断・評価はしないわな』

と、兼業投資家ながらも自分としては言いたい気分ですね(なので、自分自身が金融商品ー主に投資信託ですがーを購入する時に置いても、格付け会社の格付けなんて全く目にして居ません)。

 

これを見て

『米国の国債の格付けが下がったから、日本もヤバい((((;゚Д゚))))』

等と、慌てる事が無い様にしたいですね。

(尤も日本の場合は、債務残高や負債対GDPよりも、長年続いて来た景気停滞ー需要縮小ーによる供給棄損や喪失の方が余程問題とは言えますけどね)

 

©真場貴雄=リナードル

category:F 真場貴雄=リナードル(兼業投資家) / tags:

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