通貨と経済

私は地域通貨は特にいらないと思ってます。
それは、経済=お金稼ぎの考えだと思うからです。

「通貨」は流通する「貨幣」のこと。
「貨幣」とは、債務不履行になりにくい負債のこと。
日本において債務不履行になりにくい負債は、法定通貨「円」です。

さらに「円」は、ビットコインや地域通貨にはない役割「納税」があります。
これは「租税貨幣論」といって、貨幣を流通させる仕組みです。

地域経済を回すために地域通貨が必要。
そういう考えはわかりますが、その他の地域って、経済回らなくてもいいんでしょうか?
そこの地域の経済って、他の地域の方も訪れることで、さらに回っていくものですよね。
だったら、わざわざ誰でも使える「円」を変換させることはありません。
ただ、非日常を演出することはできると思います。

重要なのは、世の中に「円」が回っていないこと。
というより、30年かけて、国は経済回らないようにしてきただけなんですよね。
その煽りを、地方はモロにうけたわけで。
世の中に「円」が出回って無いのに、それを原資とする性格の強い地域通貨が出回るわけはありません。
よくて、地域のごく一部で盛り上がるだけでしょうね。

それより今やるべきは、人々が使える「円」を増やせと声を上げること。
一時給付金、大幅減税、社会保障負担減、教育費無償、医療費窓口負担無料、消費税廃止、などなど。
やれることは沢山あります。

大事なのは、私達がそれを学び、国に求めていくことです。
「国は怠けている」
そして、「私達も主権者として声を上げていない」
そういうことだと思います。

「経済」はお金稼ぎの話ではなく、私達の生活のことです。
私達が生み出すモノ、サービスが経済成長の証なんです。

 

©ぽんニャン

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