日本の資本主義社会を否定するローソン社長の竹増貞信氏

皆さんこんにちは。リナードルです。

さて、一昨日、令和5年度の予算案が成立した訳ですが、

  • 此方の内容に関しては、此方の財源研究室さんの方で寄稿されて居る方も恐らく指摘するで有ろうと推測されるので其方はお任せするとして

(一言で言えば『今現在、電気・石油・ガスと言ったエネルギーの価格高騰によって困窮して居る国民を救済する気は毛頭無い内容で有る』と、言うのは、内訳を見れば御理解頂けると言えますが)、

そんな予算案が可決した後に、早速経済同友会から、実に日本の現状認識が出来て居ない記事を見掛けたのでここで挙げようかと思います

  • (御存知の方も居るかも知れませんが)。

経済同友会「政府に釘を刺す」財政支出増加を食い止める提言発表(日テレNEWS) – Yahoo!ニュース

『経済同友会は、政府が6月をメドに財政の基本方針、いわゆる「骨太の方針」を策定するのを前に、「政府に釘を刺す」として、財政支出の増加を食い止めるための提言を発表しました。 経済同友会で財政・税制委員会の委員長を務める竹増貞信氏(ローソン社長)は、政府が6月をメドに策定する経済財政運営の基本方針「骨太の方針2023」への反映を目指し、提言を発表しました。 竹増委員長は会見で、「お孫さんの将来の借金で今の社会保障が成り立ってるんですよ、ということをどれだけの方が認識されてるか」と問題提起し、将来世代に負担を先送りしないための方策を説明しました。 具体的には、賃金の上昇を一過性のものにせず継続的に行えるよう、日本全体での生産性の向上が不可欠だと訴え、生産性の低い企業が円滑に市場から“退出”し、生産性の高い産業に人材が移動できるよう、政府は制度改革をすべきと促しています(後略)』

まあ、これに関して言えば、投資家視点で見ても

『アンタ、資本主義社会で投資(ここでは国内に向けた話ですが)に置ける融資(借金)まで否定するとはどういう事だ?。アンタそんな認識・見解で、良く一企業の経営者なんて周囲に豪語・自負出来るな( ゚д゚)』

と、正直な話、感じましたね。

当たり前の話ですが

『企業が事業を拡大するにせよ、若しくは新たな設備を生産性向上の為に設けるにしても、手持ちの貯金だけでやる訳も無く、借金(ここで言う借金は、返済を要する銀行若しくは個人の融資と、返済義務が生じない出資を同じ観点で捉えて居ます)をしなければ、それらを行う事は先ず不可能』

で、有るにも関わらず、それを経営者が否定して居る訳です。

 

他にも色々ツッコミどころが有ります(『お孫さんの将来の借金で今の社会保障が成り立って居る』とか『将来世代に負担を先送り』とか『生産性の低い企業が円滑に市場から退出(所謂淘汰)し、生産性の高い産業に人材が移動できるよう』etc)が、これらは何れも

『国内需要が生産(供給)力が追い付かない程、過熱し、需要牽引型のインフレ(ディマンドブル・インフレ)が、為されて居る時に行う政策で有り、四半世紀以上にも渡る慢性的国内総需要不足が続く日本で行うべき政策では無い』

と、言う事で、如何に経済同友会が、経済の名を冠して居ても、経済、更に言えば資本主義社会に置ける理解が欠落して居るのかが良く理解出来る内容でしたが、皆さんはどの様に感じたでしょうか?。

 

  • アイキャッチ画像イラスト・リナードル旧友からの頂き物

©真場貴雄=リナードル

category:F 真場貴雄=リナードル(兼業投資家) / tags:

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