今回、財研出版からお誘いを頂き、初めて此方に寄稿するリナードルと言います(Twitterの方では真場貴雄で通って居ます)。
自分の投稿内容は、何方かと言えば積極財政と言うより兼業投資家として、どの様に捉えるかと言う物で(勿論、今現在の日本の環境下に置いては、長期計画に基づく政府の歳出拡大及び、国内消費・国内投資を遂行する際の減税・免税に、自分も賛成ですが)此方の財源研究室で寄稿されて居る内容とは色々異なる部分も有るかも知れませんが、皆さんお付き合いして頂けると幸いです。
そう言う次第なので、お誘い頂いてから中々寄稿する事も出来ずに居ましたが、今回、格好のネタを拝見したので本日、初の寄稿に至った次第です。
さて、改めて今回自分が寄稿する内容は、木原誠二官房副長官のこの内容。
木原副長官「国民が投資を十分にしていない。1億総株主になり、成長の果実をしっかり受けていただくことが重要だ」
『国民が十分に投資をして居ないって・・・その環境を増税や社会保障負担増と称して国民負担を増して潰して居るのはアンタ達の方だ!!?』(# ゚Д゚)
と、まあ、この台詞を見て、自分は憤りを感じた次第です。
何故かって
『消費する意欲を削ぐ増税や社会保障の負担を増して国民の消費・投資意欲を削ぎ、儲かる芽を次々と潰して居る中、そんな国に対して長期視点に基づき資金を投じる投資家(バカ)は居ない。
大部分がキャピタルゲイン(値上がり益)やインカムゲイン(配当及び株主優待)のみを目的とした投機筋だけだ』
からです。
これを読んで居る皆さんも自分自身の立場に置き換えて考えて見て下さい。
『何処の世界に増税・社会保障負担増で所得を奪われ、所得(賃金・儲け)を稼ぐ事が出来る見込みが無いのにも関わらず、ジャンジャン金を融資(出資)出来るのか?』
を。
少なくとも木原副長官は、この程度の認識すらも出来ない人物と言う事なのでしょうかね
(理解して居ながら国民に対して儲かる見込みの無い市場に対して資金を投じろと言う事は、普通に詐欺とも映りますよ。自分には)。
なので、兼業投資家の立場として、自分が木原副長官に対して言いたい事は
『だったら、社会保障負担増や防衛費増額を言い訳にした増税を議論して緊縮財政を遂行するな(消費税の確実化と、税制度の複雑化が目的でも有るインボイス制度も同様)。
つみたてNISAと言った小手先対策では無く、政府は長期計画に基づく歳出拡大及び、国内消費・国内実物投資に対しての減税・免税を遂行しろ!?』
と、言う事ですね
(若し仮に自分が資金を投じるにしても、今の日本に長期的に資金を投じようと言う気は欠片も湧きませんし、しっかりと国内に向けて資金を投じて居る海外に資金を投じますよ。
だって、企業も守りに入って居る訳ですし、儲かる為の事業の拡大も、政府の緊縮財政の結果、極一部の産業を除き全く期待出来る様な環境下に有る訳でも有りませんからね)。
- アイキャッチ画像イラスト・リナードル旧友からの頂き物
©真場貴雄=リナードル
category:F 真場貴雄=リナードル(兼業投資家) / tags:岸田政権,金融資本主義