こんにちは。mihanaです。
ヤンキーの経世済民の漫画に加えて、(株主)資本主義と戦うギャルの漫画を描き始めました。今回も、現・財研出版さんのご厚意で、Twitterに挙げた漫画を記事化させていただきました。日本人の給料はなぜ上がらないのか?を考えるうえで、株主資本主義は避けては通れない議論だと思います。内容の改良も続けていきたいと思っていますので、コメント欄をつけています。適宜ご活用頂けたら幸いです。
ツェリ子さんのツイートも参考にしました。
法人税の件も盛り込みたかったですが今後の課題にします。https://t.co/WVW0SyPzyb— mihana (@mihana07) January 5, 2023
外国人株主の増加で株主利益が優先されて企業が人件費削減したていう日銀の実証分析ペーパー
「外国人持株比率の上昇に代表される、近年の株主構成の変化は、株主の経営 に対する監視を強め、従業員の取り分である労働分配率の低下をもたらした 可能性が高い」https://t.co/vgovs2Vevg
— mihana (@mihana07) January 7, 2023
The Japanese wage problem – https://t.co/fXAbYFQfAd
ビルミッチェル教授のブログより:
日本の給料が伸びないのは、日本企業が従業員に還元するより、株主に報いることが遥かに熱心だった。デフレマインドでは賃金抑制は説明しきれない。— mihana (@mihana07) January 8, 2023
【漫画】「株式投資でもらえるお金ってどこからくるんですか?」ギャル高校生が資本主義を一刀両断する漫画がタメになると話題(One News)
↓続き
資本主義と戦うギャル ~目次~
©mihana
category:03秘密(ギャル)の花園 / tags:金融資本主義
このギャルさん、人件費を削って配当金を捻出しているかのように言い、
「当てずっぽうなんかじゃないわ ちゃんとデータだってある」と言ってるけど、
その示されたデータからは人件費を削って配当金を捻出していることが全く読み取れません。
人件費が「平均」給与にすり替えられているトリックはさておき、
「平均」給与も「横ばい」で配当金と経常利益が増えているなら、
配当金と経常利益が増えた原因が「平均」給与の変化ではないことが明らかです。
売上高も横ばいなので、そのグラフからは、人件費以外の経費が減ったことが配当金と経常利益の増加原因だと読み取れます。
人件費を削って配当金を捻出しているなんて読み取ることは不可能です。
そして、この間、雇用が増加しているので「平均」給与が「横ばい」なら人件費も増えます。
つまり、人件費も配当金も経常利益も揃って増えているのが実態。
このギャルの主張はゼロサム経済観に基づく「当てずっぽう」です。
しかし、誰かの得すれば代わりに誰かが損をするという非現実的なゼロサム経済観は共産主義で実証的に否定されています。